あなたがたは神に愛されている子供ですから、神に倣う者となりなさい。キリストがわたしたちを愛して、御自分を香りのよい供え物、つまり、いけにえとしてわたしたちのために神に献げてくださったように、あなたがたも愛によって歩みなさい。エフェソ5:1~2

聖書が私たちに求めていることは、「神に倣う者になること」、言葉を変えれば、「完全な者になる」ということです。このようなことが私たちの努力でできるわけはありません。私たちはすでに欠けのある者であり、幾度も失敗を繰り返すような者です。とても神様が求めておられるような高い水準の生き方ができているわけではありません。

けれども、そのような私たちに神は、「神に愛されている子供」であるといってくださるのです。

もうすぐ、イエス・キリストが苦しみを受けて十字架につけられたことを記念する受難集を迎え、よみがえられたことを記念するイースター(復活節)を迎えます。

キリストの受難と復活は、今日のみ言葉にもあるように、大きなキリストの愛と罪の力死の力に対する勝利を現わしています。罪を犯した者はその償いをしなければなりませんが、イエス・キリストが十字架で死なれたのは、私の罪を償ってくださり、いけにえとしてご自身をささげてくださったのだということを改めて感謝をもって覚えていきたいと思います。

祈り

天の父なる神様、私の罪がどれほど深刻なものであるのかを私たちは理解していませんでしたが、まことの神を知るようになり、み言葉によって教えられて、あなたの前に生きるためには全き者でなければならないことを知りました。私があなたと共に生きるようになる道は、ひとり子の犠牲以外にないことをも知らされました。どうか、主イエスの御受難のうちに深い神の愛があることを深く深く知ることができますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。