4:9 しかし、この二つのしるしのどちらも信ぜず、またあなたの言うことも聞かないならば、ナイル川の水をくんできて乾いた地面にまくがよい。川からくんできた水は地面で血に変わるであろう。」
4:10 それでもなお、モーセは主に言った。「ああ、主よ。わたしはもともと弁が立つ方ではありません。あなたが僕にお言葉をかけてくださった今でもやはりそうです。全くわたしは口が重く、舌の重い者なのです。」
4:11 主は彼に言われた。「一体、誰が人間に口を与えたのか。一体、誰が口を利けないようにし、耳を聞こえないようにし、目を見えるようにし、また見えなくするのか。主なるわたしではないか。
4:12 さあ、行くがよい。このわたしがあなたの口と共にあって、あなたが語るべきことを教えよう。」
神はこの歴史の中に働いておられますが、神様のやり方は、人間の意思を尊重するとともに、人間が神と共に働いてことを行わせるようにしてくださいます。
ここでも神はモーセに出エジプトの使命を与え、イスラエルの民を率いて、強大なエジプトに対抗して脱出するようにと促しておられます。しかし、モーセはこの申し出を聞いても、あまりにも壮大で現実離れしているように思われたのではないでしょうか。
10節には、それでもなお、モーセは主に言った。「ああ、主よ。わたしはもともと弁が立つ方ではありません。あなたが僕にお言葉をかけてくださった今でもやはりそうです。全くわたしは口が重く、舌の重い者なのです。」と応答しています。自分はこんな大それた計画を実現できるような者ではないということは、モーセは百も承知していたと思います。
ここでモーセに求められていることは神に対する信仰でした。信仰によって悪魔に立ち向かうことが、私たちにも求められているのです、
祈り
天の父なる神様、この世界も闇の中にあり、罪の奴隷のような状態で過ごしている多くの人々があります。あなたはそのような人々を解放し、いのちなる神のもとに導く者として私たち一人一人をも召してくださっています。その召しに信仰をもってお応えしていくことが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。