13:38 だから、兄弟たち、知っていただきたい。この方による罪の赦しが告げ知らされ、また、あなたがたがモーセの律法では義とされえなかったのに、

 13:39 信じる者は皆、この方によって義とされるのです。

 13:40 それで、預言者の書に言われていることが起こらないように、警戒しなさい。

 13:41 『見よ、侮る者よ、驚け。滅び去れ。わたしは、お前たちの時代に一つの事を行う。人が詳しく説明しても、/お前たちにはとうてい信じられない事を。』」

13:42 パウロとバルナバが会堂を出るとき、人々は次の安息日にも同じことを話してくれるようにと頼んだ。

 

パウロとバルナバは、ユダヤ人の会堂において、「この方による罪の赦しが告げ知らされ、また、あなたがたがモーセの律法では義とされえなかったのに、信じる者は皆、この方によって義とされるのです。」という福音の神髄を宣べ伝えました。

 

そうすると、「パウロとバルナバが会堂を出るとき、人々は次の安息日にも同じことを話してくれるようにと頼んだ。」と言われています。

 

ユダヤ人の宗教指導者たちは、幾度もイエス・キリストを殺害しようと企て、人々を扇動して十字架につけて殺してしまいました。しかし、このイエス・キリストこそが、神によって預言されていたメシア(救い主)であることを彼らは語ったのです。

 

それでも、この地方のユダヤ人たちは、パウロたちの福音宣教を聞いて、再びこの話を聞かせてほしいと願ったのでした。この会堂に集まったユダヤ人たちは、エルサレムを中心とするユダヤ最高議会や律法学者やファリサイ人たちの影響をそれほど受けていなかったといえるように思われます。

 

祈り

 

天の父なる神様、イエス様が天に昇られる前に「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。」と言われた言葉はその通りに実現していきました。このようにして福音の恵みが広がっていき、私たちにももたらされていることを感謝いたします。

イエス・キリストの御名によって祈ります。