キリストにおいてわたしたちは、御心のままにすべてのことを行われる方の御計画によって前もって定められ、約束されたものの相続者とされました。それは、以前からキリストに希望を置いていたわたしたちが、神の栄光をたたえるためです。エフェソ1:11~12節

親がなくなると、子供には遺産相続の権利が生まれます。神様が私たちの父であるとしても、神はなくなることはありませんが、私たちに神が持っておられる恵みの世界を相続してくださるというのです。

ここにいわれている約束された相続は、私たちが天国に行ってからいただくものですが、これまでに神が与えてくださったものはどのようなものだったでしょうか。

創世記の初めには、神が天と地を創造なさったことが記されています。光、水、空、宇宙、海や山、植物や動物、そして私たち人間をもお造りになり、この命をはぐくむ世界に私たちを住まわせてくださいました。驚くべき秩序のうちにこのいのちの営みがなされており、今日も私たちを育んでいてくださいます。

私たちは、この体の中の細かな営みまで意識して動かしているわけではありませんが、神は、太陽を上らせ、雨を降らし、あらゆるものの命を育んでいてくださいます。そして、住む家や食べ物、適度な温度や湿度などを与えてくださり、配偶者や子供、共に生きる人々を与えてくださいました。

あらゆるよきものを与えてくださった。その上に相続する至高のよきものを与えようとしておられるのです。

祈り

天の父なる神様、あらゆるよきものをもって私たちを今日も育み、守り、導いてくださることを感謝いたします。さらに、私たちをあなたの住まいに招いてくださるために、あなたのひとり子をも与えてくださいました。あなたの大きく豊かな恵みを覚えて生きることができますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。