むなしい言葉に惑わされてはなりません。これらの行いのゆえに、神の怒りは不従順な者たちに下るのです。だから、彼らの仲間に引き入れられないようにしなさい。エフェソ5:6~7

「むなしい言葉」とはどのような言葉でしょうか。

これまでにも、偶像のむなしさについて述べられていました。預言者エレミヤは次のように告白しています。「国々の空しい神々の中に/雨を降らしうるものがあるでしょうか。天が雨を与えるでしょうか。我々の神、主よ。それをなしうるのはあなただけではありませんか。我々はあなたを待ち望みます。」(エレミヤ14:22)私たちのよりどころとして、神以外により頼もうとすることは空しいということです。

ゼカリヤ書10章には、「テラフィムは空虚なことを語り/占い師は偽りを幻に見、虚偽の夢を語る。その慰めは空しい。それゆえ、人々は羊のようにさまよい/羊飼いがいないので苦しむ。」(ゼカリヤ10:2)と言われています。ここにも空しい言葉によって、人々が苦しむという例が示されています。空しい言葉は、人々が本来歩むべき道を誤らせ、まことの羊飼いから人々を引き離していくものです。

自分を養ってくれる羊飼いが誰であるかをよく知っている羊は、自分の羊飼いの声を聴いて、それに従っていくのです。

祈り

天の父なる神様、空しい言葉によって騙されることがありませんように。真の羊飼いの声を聴き分けて、あなたの御声に従うことができますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。