9:1 イエスは舟に乗って湖を渡り、自分の町に帰って来られた。

 9:2 すると、人々が中風の人を床に寝かせたまま、イエスのところへ連れて来た。イエスはその人たちの信仰を見て、中風の人に、「子よ、元気を出しなさい。あなたの罪は赦される」と言われた。

 

自分の町と言われているのは、ガリラヤ地方のカファルナウムという町です。そこにはペトロとアンデレの家があり、その家を拠点として福音を宣べ伝えていかれました。先にこの町におられたときには、多くの人々の病を癒されました。

 

イエス様によって病を癒されたという出来事を見たり聞いたりした人たちが、イエス様が来られたことを知ると、たくさんの人々がそこに集まってきたと思われます。この時「中風の人を床に寝かせたまま、イエスのところへ連れて来ました」。「中風」とは、脳出血や脳梗塞などによって体が不自由になっている人ですが、中風のために寝たきりになった人をイエス様のところに連れてきたのです。

 

この時、イエス様は、中風の人に、「子よ、元気を出しなさい。あなたの罪は赦される」と言われました。この並行個所を見ると、イエス様は、この人とこの人を連れてきた友人たちの信仰を見て、「あなたの罪は赦された」と言われたことが記されています。

 

彼らは、イエス・キリストを信頼し、イエス様ならばこの病を癒してくださるに違いないと信じていたことでしょう。イエス様は彼らの信仰を見て、「子よ」と親しく呼びかけられ、「元気を出しなさい」と言われました・

 

祈り

 

天の父なる神様、中風の人やその友人の人たちの信仰のように、あなたを信頼して生きることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。