11:27 テラの系図は次のとおりである。テラにはアブラム、ナホル、ハランが生まれた。ハランにはロトが生まれた。
11:28 ハランは父のテラより先に、故郷カルデアのウルで死んだ。
11:29 アブラムとナホルはそれぞれ妻をめとった。アブラムの妻の名はサライ、ナホルの妻の名はミルカといった。ミルカはハランの娘である。ハランはミルカとイスカの父であった。
11:30 サライは不妊の女で、子供ができなかった。
11:31 テラは、息子アブラムと、ハランの息子で自分の孫であるロト、および息子アブラムの妻で自分の嫁であるサライを連れて、カルデアのウルを出発し、カナン地方に向かった。彼らはハランまで来ると、そこにとどまった。
聖書はその全体にわたって神による救いの歴史を記していますが、創世記1章から11章までは、この世界における人類全体のことが記されていきます。そして、12章からはアブラハムを起点とする選民イスラエルの歴史を中心に記されていくようになります。
ここには、テラによってアブラムが生まれたと言われています。このアブラムが後にアブラハムと呼ばれるようになります。
アブラハムが葬られたとされるマクペラの洞窟があるという場所には、現在大きなイスラム寺院が建てられています。世界の三大一神教であるユダヤ教、イスラム教、キリスト教においてアブラハムが如何にたっとばれているかをうかがい知ることが出来ます。
祈り
天の父なる神様、アブラハムを選び、その子孫からやがて救い主が生まれることを約束してくださり、その通りに私たちの救いの道をもたらしてくださったことを感謝いたします。新しい年も主に在って歩み続けることが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。