16:15 イスラエルの人々はそれを見て、これは一体何だろうと、口々に言った。彼らはそれが何であるか知らなかったからである。モーセは彼らに言った。「これこそ、主があなたたちに食物として与えられたパンである。

16:16 主が命じられたことは次のことである。『あなたたちはそれぞれ必要な分、つまり一人当たり一オメルを集めよ。それぞれ自分の天幕にいる家族の数に応じて取るがよい。』」

16:17 イスラエルの人々はそのとおりにした。ある者は多く集め、ある者は少なく集めた。

16:18 しかし、オメル升で量ってみると、多く集めた者も余ることなく、少なく集めた者も足りないことなく、それぞれが必要な分を集めた。

16:19 モーセは彼らに、「だれもそれを、翌朝まで残しておいてはならない」と言ったが、

16:20 彼らはモーセに聞き従わず、何人かはその一部を翌朝まで残しておいた。虫が付いて臭くなったので、モーセは彼らに向かって怒った。

 

荒野を旅するイスラエルの人々に対して、神は天からのマナを降らせて彼らを養ってくださいました。

このマナを彼らの食物としてお与えになり、『あなたたちはそれぞれ必要な分、つまり一人当たり一オメルを集めよ。それぞれ自分の天幕にいる家族の数に応じて取るがよい。』と言われました。

 

毎日、このような食物が天から降ってくるということは、自然の法則からしたらありえないことです。雨が降るということにしても、毎日定期的に降るというようなことはありません。しかし、この時は、食べ物のない荒野に彼らを導かれて、土曜日が安息日でしたから、日曜日から金曜日まで毎日天からのマナを与えて下さいました。

 

それもこの後40年間もこのことが続いていくのです。イスラエルの人々は200万人もおり、家畜もおりましたが、多すぎることも、少なすぎることもない分量を毎日与えて下さったのです。人々は、自分たちが神によって養われているということを覚えずにはいられませんでした。

 

祈り

 

天の父なる神様、日々の糧を今日も与えられ、あなたによって支えられ、導かれていることを感謝いたします。感謝をもってあなたのお導きに委ねて歩み続けることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。