41:9 そのとき、例の給仕役の長がファラオに申し出た。「わたしは、今日になって自分の過ちを思い出しました。
41:10 かつてファラオが僕どもについて憤られて、侍従長の家にある牢獄にわたしと料理役の長を入れられたとき、
41:11 同じ夜に、わたしたちはそれぞれ夢を見たのですが、そのどちらにも意味が隠されていました。
41:12 そこには、侍従長に仕えていたヘブライ人の若者がおりまして、彼に話をしたところ、わたしたちの夢を解き明かし、それぞれ、その夢に応じて解き明かしたのです。
41:13 そしてまさしく、解き明かしたとおりになって、わたしは元の職務に復帰することを許され、彼は木にかけられました。」
誰も王様の夢を解き明かすことが出来なかったとき、給仕役の長が、かつてヨセフによって自分の夢を解き明かしてもらったことを思い出し、王に進言しました。
「侍従長に仕えていたヘブライ人の若者がおりまして、彼に話をしたところ、わたしたちの夢を解き明かし、それぞれ、その夢に応じて解き明かしたのです。」そしてその通りになったことを王に伝えました。
王は、自分の見た夢が重大な意味を持っているということを感じていたからこそ、誰かにこれを解き明かしてもらいたいと考えました。そして給仕役の長の言葉を聞いて、ヨセフを呼び出すことにしたのです。
大切なことは、こうした歩みの中に神の御手があることです。
私たちもこの御手に守られ、導かれて今日があるのです。
祈り
天の父なる神様、この世界は闇に包まれていますが、闇の中に光が輝くように、いのちの営みは続いており、あなたの救いの御計画はこの歴史の中に実現されています。今日も与えられているあなたの恵みを覚えながら、あなたの御心のうちに歩み続けることが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。