7:39 妻は夫が生きている間は夫に結ばれていますが、夫が死ねば、望む人と再婚してもかまいません。ただし、相手は主に結ばれている者に限ります。
7:40 しかし、わたしの考えによれば、そのままでいる方がずっと幸福です。わたしも神の霊を受けていると思います。
これは夫を亡くしてやもめとなった女性について記しているところです。10節には、「既婚者に命じます。妻は夫と別れてはいけない。こう命じるのは、わたしではなく、主です。」と言われていましたが、夫が死ねば妻は別の男性と結婚をすることも出来ます。
「ただし、相手は主に結ばれている者に限ります。」と言われています。結婚する相手は、あくまでも主に結ばれる人に死なさいと言われています。理想の結婚相手として、相手もイエス・キリストへの信仰を持ち、同じ志をもってこの人生を生きる人を選ぶようにと勧めているのです。
当時においてもやもめとなった女性の立場は、社会的にも弱い存在であり、夫が亡くなったことによって生活の困難さが増していることは言うまでもありません。その女性の年齢や状況がどのようであったとしても、結婚したいという願いがあるならばその相手は同じくキリストに結ばれた人であるようにしなさいと言われています。
現在の日本と同じように、当時もクリスチャンの人口は少なかったのではないかと思われます。しかし、結婚生活が幸いなものとなるためには配偶者が同じキリスト者であることも重要な要素になると思います。
祈り
天の父なる神様、独身であっても、結婚していても、主が共におられる人生を生きることが出来ますようにお守りくださりお導きください。
イエス・キリストの御名によって祈ります。