4:12 更にまた、彼は割礼を受けた者の父、すなわち、単に割礼を受けているだけでなく、わたしたちの父アブラハムが割礼以前に持っていた信仰の模範に従う人々の父ともなったのです。

4:13 神はアブラハムやその子孫に世界を受け継がせることを約束されたが、その約束は、律法に基づいてではなく、信仰による義に基づいてなされたのです。

4:14 律法に頼る者が世界を受け継ぐのであれば、信仰はもはや無意味であり、約束は廃止されたことになります。

 

「イエス・キリストへの信仰による救い」という神様のお働きは、この世界が創造される以前から神が計画されていたことでもありました。それは、エフェソの信徒への手紙でも、「天地創造の前に、神はわたしたちを愛して、御自分の前で聖なる者、汚れのない者にしようと、キリストにおいてお選びになりました。イエス・キリストによって神の子にしようと、御心のままに前もってお定めになったのです。」(エフェソ145節)と言われているとおりです。

 

今、イエス・キリストへの信仰を与えられている私たちは、天地創造の前からそうなるように選んでくださっていたのです。

 

「神はアブラハムやその子孫に世界を受け継がせることを約束されたが、その約束は、律法に基づいてではなく、信仰による義に基づいてなされたのです。」これは、律法を守ることが出来ない私たちを救うために、ただ神の恵みによって、信仰をもお与えになって救いに導いてくださるという神の深い愛によるものです。

 

祈り

 

天の父なる神様、あなたの深い愛によって、罪を犯すことが分かっておりながらも自由な意思を持つ人間を創造し、神と共に愛をもって生きる者としてくださり、イエス・キリストによる救いの恵みに導き入れてくださることを感謝いたします。

イエス・キリストの御名によって祈ります。