11:23 わたしがあなたがたに伝えたことは、わたし自身、主から受けたものです。すなわち、主イエスは、引き渡される夜、パンを取り、

 11:24 感謝の祈りをささげてそれを裂き、「これは、あなたがたのためのわたしの体である。わたしの記念としてこのように行いなさい」と言われました。

 

主イエスは、いよいよご自分が十字架につけられることを覚えて、弟子たちと最後の晩餐を行い、今後もこれを記念として行うようにとお命じになりました。キリスト教会は、このことを受けてパンとぶどう酒をいただき、イエス・キリストの十字架の意味を思い起こすのです。

 

この時主イエスは、「これは、あなたがたのためのわたしの体である。わたしの記念としてこのように行いなさい」と言われました。裂かれたパンは、主イエスが十字架において私たちの罪のために肉を裂き、神の前に完全な犠牲を捧げて死んでくださった事を表しています。

 

「わたしの記念として」というのは、聖餐にあずかる私たちが、イエス・キリストの十字架の死を思い起こすことを意味しています。私たちは聖餐において、イエス・キリストが私の罪のために死んでくださった事を思い起こすのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、私たちは、あなたの前に罪ある者であり、しかも自分の努力や行いによってはこの罪をどうすることも出来ないものでしたが、あなたは、私たちを罪と死のうちから救い出すために神の御子であるイエス・キリストをお遣わしくださり、その生涯と十字架の死と復活によって、私たちが罪を赦されて復活の命に生きることが出来る道を拓いてくださいました。この恵みのうちを歩み続けることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。