8:8 すると、百人隊長は答えた。「主よ、わたしはあなたを自分の屋根の下にお迎えできるような者ではありません。ただ、ひと言おっしゃってください。そうすれば、わたしの僕はいやされます。
8:9 わたしも権威の下にある者ですが、わたしの下には兵隊がおり、一人に『行け』と言えば行きますし、他の一人に『来い』と言えば来ます。また、部下に『これをしろ』と言えば、そのとおりにします。」
この百人隊長は、ユダヤ人であるイエスさまを自分の屋根の下にお迎えすることができない異邦人でした。それでは、彼はしもべを癒していただくことを諦めたのでしょうか?そうではありません。彼はこう言うのです。「ただ、ひと言おっしゃってください。そうすれば、わたしの僕はいやされます」。
これは驚くべき言葉です。私たちなら、このような言葉を語ることができたでしょうか?おそらく、自分は異邦人であるという事実を前にして、肩を落として帰っていくのではないでしょうか?しかし、この百人隊長は、確かに自分はイエスさまを屋根の下にお迎えできない異邦人であることを認めつつ、「ただ、お言葉をください」と言うのです。「そうすれば、わたしの僕はいやされます」と言うのです。
「わたしも権威の下にある者ですが、わたしの下には兵隊がおり、一人に『行け』と言えば行きますし、他の一人に『来い』と言えば来ます。また、部下に『これをしろ』と言えば、そのとおりにします。」という百人隊長の言葉は、イエス様が、一言言葉をかけるだけで、僕の病を癒すことが出来る権威あるお方であることを認めていることが分かります。
祈り
天の父なる神様、百人隊長のように、あなたの御名をあがめ、あなたのお言葉に聞き従うことが出来ますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。