6:8 しかし、ノアは主の好意を得た。

6:9 これはノアの物語である。その世代の中で、ノアは神に従う無垢な人であった。ノアは神と共に歩んだ。

6:10 ノアには三人の息子、セム、ハム、ヤフェトが生まれた。

 

先に、「エノクは神と共に歩み、神が取られたのでいなくなった。」(創世記5:26)と言われていましたが、今日の聖句にも、「ノアは神に従う無垢な人であった。ノアは神と共に歩んだ。」(6:9)と言われています。

 

皆様はいかがでしょうか。「神と共に歩む」とはどういうことでしょうか。クリスマスになると、「インマヌエル(神が私たちとともにおられる)」というみ言葉を聞きます。これは、マタイによる福音書1章23節のみ言葉です。

 

聖書が教えている神様は、私たちが神に近づくよりも、まず神様の方で私たちを創造し、私たちに関わり、私たちの救いのために、必要なあらゆることを大きな代償を払って行ってくださるお方です。

 

しかし、そのような神の働きに気づかないで自分勝手に歩んでいる人ばかりというのがこの世界の現実なのです。そうした中で、神と共に歩んだエノクやノアは、特別に神の恵みをいただいてそのような心に生かされた人です。

 

ヨハネによる福音書3章には、「だれでも水と霊とによって生まれなければ、神の国に入ることはできない。」(ヨハネ3:5)と言われているように、エノクもノアも神の霊によって新しく生まれた人なのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、エノクもノアも罪をもってこの世に生まれてきたに違いありませんが、そのような者に語りかけ、神の霊によって私たちの心を新しくしてくださる恵みを感謝いたします。私たちもこの生涯を振り返って神と共に歩んだと言える者とならせてください。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。