10:31 だから、あなたがたは食べるにしろ飲むにしろ、何をするにしても、すべて神の栄光を現すためにしなさい。

 

ここで言われているのは、これまでパウロが記してきたことが背景となっています。ユダヤ人に対してもギリシャ人に対しても、その他誰に対しても出会う相手のつまずきとならないように配慮することが求められています。

 

パウロは、ユダヤ人に対しては、神殿にささげられた肉を食べないようにと配慮しました。ギリシャ人に招待された場合には、いちいち詮索しないで、どのような肉であってもいただきますが、誰かが、「これは偶像にささげられた肉です」といえばその肉は食べないようにして来たのです。

 

そして、「何をするにしても、すべて神の栄光を現すためにしなさい。」と言われています。主なる神の御名が称えられるようになるためにどうしたらよいのか、神様が喜ばれることはどういう事だろうかという事を考えてすべてのことを行いなさいというのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、人間の傾向としては、自分が人々からの栄誉を受けたいという思いがありますが、私ではなく神に栄光を帰するような考え方、生き方をすることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。