18:24 イエスは、議員が非常に悲しむのを見て、言われた。「財産のある者が神の国に入るのは、なんと難しいことか。
18:25 金持ちが神の国に入るよりも、らくだが針の穴を通る方がまだ易しい。」
18:26 これを聞いた人々が、「それでは、だれが救われるのだろうか」と言うと、
18:27 イエスは、「人間にはできないことも、神にはできる」と言われた。
お金持ちの議員は、イエス様のお答えを聞いて非常に悲しみながら立ち去っていきました。その姿を見ながらイエス様が言われたことは、「財産のある者が神の国に入るのは、なんと難しいことか。金持ちが神の国に入るよりも、らくだが針の穴を通る方がまだ易しい。」という言葉でした。
昨日は、「神と富とに兼ね仕えることはできない。」(マタイ6:24)というみ言葉をご紹介いたしましたが、この世においてお金持ちになる人は、お金や財産が儲かるというだけではなく、この世において地位も権力も持つようになり、傲慢になる危険性を大きくはらんでいるということが出来ますし、神に従うよりもその立場を維持するために心を砕くようになってしまう危険性は大きいと言えます。
しかし、私が思うに、金持ちというに及ばず、人間は誰でも「神の国に入るよりも、らくだが針の穴を通る方がまだ易しい。」ということも出来るのではないかと思います。人間がいくら知恵を尽くして努力しても、神に認められるような「義人」として生きることは出来ず、むしろ罪を重ねるというのが真実ではないでしょうか。そのような私たちがその罪を赦されて救われる道は、イエス・キリストによる以外にはありません。
祈り
天の父なる神様、「人間にはできないことも、神にはできる」と言われているように、私たちは自らの罪の問題を自分では解決することが出来ません。そんな私たちのために、神の御子イエス・キリストをお送りくださったことを心より感謝いたします。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。