まず茎、次に穂、そして穂には豊かな実ができる。マルコによる福音書4章28節
命の営みというものは時間がかかるものです。『オギャー』といって生まれてきた子供が、やがて首がすわるようになり、ハイハイが出来るようになり、歩けるようになり、離乳食が食べられるようになって、ようやく話が出来るようになるまでにも年月がかかります。
種をまいて、それがやがて芽を出し、成長して実を実らせるようになるまでにも年月がかかります。その間、お世話することももちろん必要ですが、諦めないで待ち続けることが求められるのです。
人がする世話は、あくまでもサポートとしてのお世話であって、それを成長させてくださるのは神様です。実らせてくださるのも、その実を与えてくださるのも神様です。
いのちを与えられ、いのちが育まれていくことは、すべて神の領域なのです。しかし、今日では、遺伝子組み換え食物などが作られるようになり、自然なものを不自然なものに変えて利益をあげようとする企業が表われ、すでに世界の各地で健康被害が生まれてきているようです。
祈り
天の父なる神様、あらゆるいのちを与え、これを育んでいてくださる恵みを感謝いたします。あなたが生かしてくださるいのちを尊ぶことが出来ますように。 イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。