1:8 まず初めに、イエス・キリストを通して、あなたがた一同についてわたしの神に感謝します。あなたがたの信仰が全世界に言い伝えられているからです。

 1:9 わたしは、御子の福音を宣べ伝えながら心から神に仕えています。その神が証ししてくださることですが、わたしは、祈るときにはいつもあなたがたのことを思い起こし、

 1:10 何とかしていつかは神の御心によってあなたがたのところへ行ける機会があるように、願っています。

 

ローマは当時では世界の都でした。当然ながら多くの人々が住んでいたと思われます。パウロは、まだローマの教会には行ったことはないようですが、是非ともローマの教会に行きたいと願っています。

 

「あなたがたの信仰が全世界に言い伝えられている」と言われていますが、激しい迫害がある中にあって、ローマの教会の人々の信仰が世界中に伝えられていることをパウロは感謝しています。

 

福音を宣べ伝えることは、そのために迫害を受けることであり、殉教をも覚悟しなければならないことでした。それにもかかわらず、初代の教会は、聖霊の導きによってその働きを支えられ、イエス・キリストへの信仰を確かにされて、神と共に歩む教会を建て上げていたのです。

 

「神が共に働いておられる」ということが、ローマの教会においてもはっきりと示されていたのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、あなたは旧約聖書以来、神がこの世界に生きて働いておられることを示してくださいました。救いの御業をこの歴史のうちに実現してくださいました。あなたの働きが今も私たちのうちにあることを覚えて、私たちも主にあって歩み続けることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。