1:3 神は言われた。「光あれ。」こうして、光があった。

混沌と闇が覆っている世界に、神は光をもたらしてくださいました。2節に言われていた混とんと闇は、現在私たちが経験しているような混とんと闇の世界にある意味では似ていますが、根本的に異なるものということが出来ます。

私たちもこの人生において、暗いトンネルに入ってどこにも光を見出すことが出来ないというような経験をすることがあるかもしれません。しかし、現在私たちが経験する混とんと闇は、一方で神による光がすでにもたらされている世界における局所的な混とんと闇に他なりません。

「明けない夜はない」という言葉があるように、1日24時間の中で、必ず夜があり、昼がある。これは偶然そうなっているのではなく(偶然このような秩序になったということはあり得ません)、闇の中に神が光をもたらし続けてくださっていることの結果なのです。人間にはこのような光を生み出すことはできません。どのような被造物も光を生み出すことはできないのです。

祈り

天の父なる神様、混とんと闇が覆っている世界の中に、光をもたらしてくださるあなたの恵みを感謝いたします。心が闇の中にある時、心もまた混沌に陥っていて、今すでに輝いているまことの光を見出すことが出来ません。人々が混とんの世界から抜け出して、まことの光であるあなたご自身を見出すことが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。