「イエスは言われた。「『できれば』と言うか。信じる者には何でもできる。」」マルコによる福音書9章23節

けがれた霊に取りつかれている息子がいました。その息子は、これまで何度もひきつけを起こしたり、その霊の働きによって地面に倒れて、口から泡を吹いたり、息子を火の中や水の中に入れるようなことをしてきたようです。

そのためその父親は、主イエスにこの息子の悪霊を取り除いていただくようにお願いするのです。この父親は、これまで何とかして息子を救いたいと、いろいろな手立てを講じてきたに違いありません。

それで、弟子たちにもお願いしたのですが、弟子たちには悪霊を追い出すことはできませんでした。それで、今度は主イエスにお願いしたのです。「もしできるなら私たちを憐れんで助けてください」と懇願しました。その時の父親への答えが今日の聖句です。

そしてこの後すぐに、けがれた霊をお叱りになると、けがれた霊は出て行ったといわれています。私たちは、「信じるものは何でもできる」と言われた主イエスの権威と実力をそのままに受け止めていきたいものです。

祈り

天の父なる神様、あなたに対する信仰(信頼)を確かなものとして下さり、信仰によって生きるものとならせてください。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。