6:13 食物は腹のため、腹は食物のためにあるが、神はそのいずれをも滅ぼされます。体はみだらな行いのためではなく、主のためにあり、主は体のためにおられるのです。
6:14 神は、主を復活させ、また、その力によってわたしたちをも復活させてくださいます。
キリスト者でありながら娼婦と交わるものがいるという現実を見据えながら語られていることですが、そのような人はギリシャ哲学の影響を受けて体を軽視していて、娼婦と交わって性欲を満たすことは、食べ物を取って食欲を満たすことと同じ自然なことのようになってしまっていると指摘しています。
「体はみだらな行いのためではなく、主のためにあり、主は体のためにおられるのです。」と語り、神の前に魂だけではなく体をも聖なるものとして保つことが重要であることを教えています。
私たちの魂も体もどちらも神は心にかけて下さり、今日もこの体を養っていてくださいますから、この体をもって神の栄光を現すことが求められているのです。神はやがて罪にまみれていたこの体も魂も復活に至らせてくださるのです。
祈り
天の父なる神様、魂こそが重要であると考えて体を軽視する人たちに対して、そのいずれをも大切にすることを教えてくださいました。あなたによって与えられたこの体をいつくしみ、感謝をもって生きることが出来ますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。